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それでは、最初に各大学の小論文の出題傾向を見ていきましょう。
学校名 | 時間 | 字数 | 問題タイプ | 問題内容 | 課題文・テーマ詳細 |
---|---|---|---|---|---|
北里(医) | 90分 | 意見論述は600字 | 課題文 | タイトル・要約・ 意見論述 |
桜井隆、終末期医療 日本医師雑誌第139巻・特別号 |
杏林(医) | 60分/60分※ | 800字 | 課題文 | 意見論述 | 朝日新聞記事 |
慶應(医) | 50分 | 300字※ | テーマ | 意見論述 | 部下(医師A、B、C)との関わり |
埼玉医 | 60分 | マーク式 | 課題文 | 基礎学力試験 | 山口昌男『文化人類学への招待』(岩波新書) 波多野誼余夫編『認知心理学5:学習と発達』 |
自治医 | 90分 | 400~500字 | 課題文 | 意見論述 | 田中冨久子『脳の進化学』中央公論新社 柳田邦夫『事故調査』新潮社 |
順天(医) | 70分 | 800字 | 写真・絵を見て解答 | 意見論述 | ハッブル宇宙望遠鏡で撮った銀河写真 |
昭和大(医) | 60分 | 600字 | テーマ | 意見論述 | 昭和大学の理念 理想チーム医療 |
聖マリ医 | 60分 | 350~400字 | テーマ | 漢字の読み書き 要約・意見論述 |
幼児の成長過程、人間の本能について |
帝京大(医) | ※実施なし | - | - | - | - |
東海大(医) | ※2012年度 入試より実施 |
- | - | - | - |
東京医科 | 60分 | 400字 | 課題文 | 要約 | 読売新聞記事 |
慈恵医大 | ※実施なし | - | - | - | - |
女子医大 | ※実施なし | - | - | - | - |
東邦大(医) | 60分 | 800字 | テーマ | 意見論述 | 男女共同参画社会について |
日大(医) | 60分 | 800字 | 課題文 | 要約・意見論述 | 森山卓郎『コミュニケーションの日本語』 (岩波ジュニア文庫) |
日本医 | 60分 | 500~600字 | 課題文 | 意見論述 | 神谷潤『「夜ふかし」の総科学』 |
獨協医 | 90分 | 600字 | テーマ | 要約・意見論述 | 立花隆、利根川進『精神と物質』(文芸春秋) |
<字数>
600字~800字がほとんど
<論述形式>
問題のタイプは、大きく2パターンに分けられます。
- ●課題文型 課題文(書籍や新聞記事からの抜粋文)を読み、それについて意見を述べる
- ●テーマ型 設定されたテーマについて、もしくはテーマを読み、意見を述べる
これに加えて、要約(200字程度)が求められることもあります。意見論述だけの場合でも、課題文の内容を踏まえた上で論述する必要があるため、
「序論」の部分で課題文の要約をするのがベストです。
つまり、医系小論文を解くには、「要約力」と「意見論述力」が必要になります。
ここでは、「意見論述力」を養成するための対策について、お話ししていきます。
ただ、対策を立てるには、問題傾向をきちんと把握しなくてはなりません。
もう少し、医系小論文の傾向、評価されるポイントについて、見ていきましょう。
医学部受験の小論文は、「学力があるか」「正しい日本語が使えているか」という点よりも、「医者としての適性」を何より重視されて評価されます。
医者として知っていなければならない医学の知識、医者になる情熱があるかどうかが評価されるので、医学の背景知識は必須です。
具体的な医系単語を使えれば、好印象になります。
医学知識を用いて、意見をどれだけ具体的に論理性・客観性を持って説明できるかが合格の明暗を分けるポイントです。
医学部小論文の勉強は、最低でも6カ月間は確保するのが望ましいと言えます。
医学部小論文を解くために必要なのは、「小論文の書き方(表現力・文章構成力)」「医学部の知識」の2点です。
つまり...
となります。
医学の背景知識がないと、自信を持って論述できません。
また、医学知識がないと判断されたら、合格点をとることはできません。
医学部の小論文を書くには、医学の背景知識を身に付けた上で、相手を納得させられるだけの文章力と構成力を身につけ、論述することが必要です。
それでは、「小論文の基本的な書き方」と「医学の背景知識」の2つを習得するには、どのような対策を行えば良いのでしょうか。
医系単語や医学の背景知識を習得するには、次のような対策が挙げられます。
いずれも、早い段階から毎日継続的に取り組むことが大切です。
科目試験の勉強の負担にならないよう、毎日少しずつの時間で構わないので、取り組むようにしてください。
日頃の練習が物を言います。まずは、基本的な論展開を身につけましょう。
論拠となる独自性が最も重要なポイントです。
いくら綺麗に筋が通っていても、「一般的な論述の焼き直し」「他者の意見の丸写し」と捉えられたら、合格点は得られません。ただ、奇をてらった解答をすれば良いかと言えば、そうでもありません。
その意見を述べるに至った「思考の過程」が、
「受験生本人の言葉」で「客観的」「論理的」に述べられていること
が重要なのです。たとえ、一般的な説と同じであっても、その結論にたどり着くまでの過程が、受験生本人の体験談や思考に基づいたものであれば、合格点を得られます。
以上の2点に留意して、実際に小論文を書いてみましょう。小論文の書き方の本を何冊読んでも、書けるようになりません。
実践こそが小論文の力を伸ばしますので、出来るだけ多くの小論文を書くことが必要です。
ですが、やみくもに量をこなせば良いのではありません。
ポイントを押さえ、「合格点をとるための小論文」を書くことを心がけてください。
そのためには、1カ月2~3本程度の小論文を仕上げるペースが妥当と言えるでしょう。
継続的に取り組むことにこそ意味があります。
「1カ月2~3本書けなかったから、次の1カ月で6本書く」という短期集中型では、小論文の本当の実力はなかなか養成できません。
合格点がとれるポイントに留意しながら小論文を書いた後は、必ず添削をしてください。
本当は医系小論文の添削ができる専門家に頼むのがベストですが、身近に添削が出来る人がいない場合は、自分で下記のチェックリストをもとに添削してみましょう。
添削した結果、足りない所があれば、書き直してみましょう。
最初のうちは、一回で合格点がとれる小論文は、誰にも書けません。2~3回書き直していくうちに、論述力は伸びていきます。
ポイントは、1本を仕上げるのに1週間半~2週間かけること。
常に、合格点がとれる小論文を意識して書きあげること。
時間と手間をかけた医系小論文を15本完成させれば、論述力は飛躍的に伸びます。
合格点が取れる小論文を目指し、今から対策を始めましょう!
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