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- 合格圏外から私立医学部に合格するためには > 私立医学部・推薦入試対策
このページでは、私立医学部の推薦入試について、特徴と対策のポイントをまとめました。
推薦入試で医学部合格を目指している方は、ぜひ参考にしてください。
- なんとしても医学部に入りたい
- 医学部に現役合格したい
- 学校の評定で4.0以上とれている
- 一般入試での医学部合格は厳しそうだ
- 志望する医学部が推薦入試を実施している
これらに当てはまる方は、推薦入試での医学部受験も検討されてみてはいかがでしょうか。
一般入試の志願者数は年々増加しており、2015年度入試では10万人を超える勢いとなっています。
一方、推薦入試の志願者数は約3000名ほどです。一般入試と比べると、圧倒的に志願者数は少ないと言えます。
志願者数が少ないということは、倍率も低いということです。
私立医学部の場合、一般入試では30倍、センター利用では50倍を超える医学部もあります。
ですが推薦入試の場合、高くても12倍前後、平均すると4~5倍ほどしかありません。
一口に推薦入試といっても、いくつか種類があります。大きく分けると、
- 公募推薦(一般推薦)
- 指定校推薦
- 地域枠推薦
- 特別枠(付属校内部推薦、AO、編入など)
の4種類です。
近年では、推薦入試を実施する医学部が増えたり条件が変更になったりと、幅広い門戸が広がっていると言えます。
ご存じの通り、医学部に現役合格するのはかなり難しいです。実際に、医学部合格者の60%以上は浪人生になります。
ですが、推薦入試の場合、一般入試と比べて浪人生とのハンデは少ないです。推薦入試の受験資格の中に、「現役生のみ」「一浪まで」「19歳以下」といった条件を設けている医学部があるからです。こうした医学部は、現役生でも十分に合格できるチャンスがあります。
私立医学部を一般受験する場合、基本的には「英語」「数学」「理科2科目」の計4科目を勉強する必要があります。ですが、推薦入試の場合は学校ごとに課される科目は異なります。
「英語・数学のみ」「英語・数学・理科から1科目」「適性試験のみ」といった医学部もあります。
必要な科目を絞って、集中的に対策することができるのです。
公募推薦入試データ
大学名 | 募集人数 | 受験資格 | 評定 | 試験科目 |
---|---|---|---|---|
東京医科大学 | 20名 | 現役 | 4.0 | 数学、理科 |
東京女子医科大学 | 20名 | 現役 | 4.1 | 適性試験 |
埼玉医科大学 | 10名 | 現役・一浪 | 全4.0かつ数理外4.0 | 英語、数学、理科、小論文 |
岩手医科大学 | 20名 | 現役・一浪 | 4.0 | 英語Ⅰ・Ⅱ、数学、理科、適性検査 |
藤田保健衛生大学 | 20名 | 現役・一浪 | - | 学習能力適正検査(英文、数理含む) |
愛知医科大学 | 25名 | 現役 | 全3.7かつ数理外3.7 | 英語、数学 |
金沢医科大学 | 20名 | 現役・一浪 | 3.8 | 英語Ⅰ・Ⅱ、数学Ⅰ、理科Ⅰ×2 |
近畿大学 | 30名 | 現役・一浪 | - | (英語・数学・理科)から1科目 |
関西医科大学 | 10名 | 現役 | 全体および6教科4.0 | 適性検査(英文、数理含む) |
兵庫医科大学 | 15名 | 現役・一浪 | 現役4.0 一浪4.2 | 英語、数学ⅠAⅡB、理科×2 |
産業医科大学 | 20名 | 現役・一浪 | 成績概評A以上 | - |
福岡大学 | 20名 | 現役・一浪 | 3.7 | 英語、数学 |
2013年度 指定校推薦入試データ
大学名 | 志願者 | 合格者 | 倍率 |
---|---|---|---|
東京女子医科大学 | 13名 | 13名 | 1.0倍 |
北里大学 | 52名 | 38名 | 1.37倍 |
聖マリアンナ医科大学 | 42名 | 16名 | 2.62倍 |
埼玉医科大学※1 | 42名 | 10名 | 4.2倍 |
獨協医科大学※2 | 57名 | 24名 | 2.38倍 |
愛知医科大学 | 40名 | 15名 | 2.67倍 |
金沢医科大学※2 | 7名 | 5名 | 1.4倍 |
※1 埼玉医科大学の数学は推薦入試全体のもの
※2 獨協医科大学、金沢医科大学は、一浪も受験資格あり
2014年度 地域枠推薦入試データ
大学名 | 募集人数 | 受験資格 | 評定 | 地域指定 |
---|---|---|---|---|
東京医科大学 | 8名 | 現役・一浪 | 4.0 | 茨城県内の高校または保護者が県内居住 |
獨協医科大学 | 10名 | 現役・一浪 | 4.0 | 栃木・群馬・茨城・埼玉・福島の高校または在住 |
岩手医科大学 | 15名 | 現役・一浪 | 4.3 | 岩手県内の高校など |
兵庫医科大学 | 5名 | 現役・一浪 | 現役4.0一浪4.2 | 兵庫県内の高校または保護者などが県内居住 |
川崎医科大学 | 15名 | 現役~22歳以下 | - | 中国・四国地域の住民 or 高校出身 |
5名 | 現役~22歳以下 | - | 岡山県の住民 or 高校出身 | |
福岡大学 | 10名 | 現役・一浪・二浪 | 3.7 | 九州・山口県内の高校 or 本人か保護者居住 |
久留米大学 | 10名 | 現役・一浪 | 3.8 | - |
付属校内部推薦(2013年度)
大学名 | 募集人数 | 内部進学者数 | 備考 |
---|---|---|---|
慶應大学 | - | 約40名 | - |
東邦大学 | 20名 | 14名 | 高校3年間の評定平均が3.8以上 |
日本大学 | 15名 | 15名 | 5教科の評定平均が4.3以上日統一で、 英・国・数・理の偏差値合計が250以上 |
東海大学 | 20名 | 20名 | - |
獨協医科大学 | - | 約3名 | 評定平均が3.7以上 |
近畿大学 | - | 約15名 | 公募推薦含む。進研模試偏差値(3年時)+平均評定(1年1学期~3年1学期)×10=75以上 |
川崎医科大学 | 約30名 | 26名 | 卒業生の90.4%は川崎医科大学に進学。 |
福岡大学 | - | - | 公募推薦含む。 |
AO・編入試験データ(2014年度)
大学名 | 種別 | 募集人数 | 受験資格 | 試験内容 |
---|---|---|---|---|
北里大学 | 学士入学 | 若干 | 4年制以上の大学を卒業後学士を取得(見込み)の者 | 一次:英語・数学・理科二次:適性検査 |
東海大学 | 編入 | 20名 | 大卒、短大卒、高専卒、専門卒など | 学科試験(英語)適性試験 |
獨協医科大学 | AO | 7名 | 4年制以上の大卒・大学在籍26歳以下の者 | 適性試験 |
藤田保健衛生大学 | 自己推薦 | 若干 | 35歳以下の大卒(見込み含) | 学習能力適正検査(英文、数理的問題、小論文) |
金沢医科大学 | AO | 10名 | 25歳以下 | 基礎学力テスト |
金沢医科大学 | 編入 | 5名 | 大卒(見込)・大学に2年以上在学、62単位以上修得(見込) | 英語・数学 |
私立医学部の推薦入試は、一般入試と比べて倍率は低めです。
ですが、決して簡単に合格できるわけではありません。他学部と比べると難関であることには変わりないです。
私立医学部の推薦入試合格のためには、早期の対策が必須になります。私立中高一貫校にお通いの方であれば、高1あるいは中学生の段階から対策をとることも必要です。
推薦入試の試験日程は、一般入試に比べてかなり早く行われます。多くの私立医学部は11月~12月の実施です。そのため、出願の検討を始めるのは夏前になります。
それまでに、通っている学校で高い評定を残し、部活動や課外活動も行うことが求められます。
さらに、小論文や面接の対策も避けては通れません。
これだけのことを、受験学年の夏までに終わらせている必要があります。そのため、私立医学部の推薦入試は、できるだけ早くから準備することが重要なのです。
学校の授業・定期テスト対策
私立医学部の推薦入試は、4.0以上の高い評定が必要な場合がほとんどです。そのため、授業や定期テストも含めた学校の対策が必要になります。
一般入試とは異なり一発勝負ではないため、普段からの積み重ねが非常に重要です
個別指導で、学校の進度に合わせた対策が可能
家庭教師は1対1なので、生徒さんのペースに合わせた指導ができます。具体的に言うと、生徒さんの理解度、学校の進度に合わせた対策が可能です。
予備校の医学部コースだと、「難しい問題ばかり解いて基礎が疎かになっている」「学校の進度に合わせた対策は難しい」「そもそも推薦入試に向けた対策ではない」といった問題があります。
家庭教師では、受験目的に合わせて柔軟に対応することができます
適性試験・学力検査対策
学校の成績が良く、推薦枠をもらえたからといって安心はできません。私立医学部の推薦入試では、学力検査・適正試験を導入しているところも多いです。特に、英語に関しては多くの医学部で出題されます。
そのため、センター試験レベルで8割とれるほどの学力はつけたいです。ただ、マークシートや選択問題は少ないので、記述問題を中心に、対策をする必要があります。
私立医学部を知り尽くした専門のプロ家庭教師が指導
推薦入試の場合、過去問を開示していないことが多いので、科目試験の対策は難しいです。
ただ、一般入試も含めて、それぞれの私立医学部が出題する「問題の出題意図」や、「どういった生徒が欲しいのか」という傾向はずっと変わっていません。
医学部メガスタディは、私立医学部を専門に長年にわたって指導してきた実績をもとに、各医学部の傾向を踏まえた対策ができます。
小論文対策
私立医学部受験では、ほとんどの医学部で小論文が課されます。
これは、一般入試・センター利用試験に限らず、推薦入試も例外ではありません。
そのため、授業・定期テストの対策、学力検査・適性試験の対策に加え、小論文の対策も必須と言えます。
1対1の指導なので、その場で添削が可能
家庭教師は1対1の指導なので、生徒さんが書いた小論文をその場で添削することが可能です。
予備校の場合だと、集団授業のため、一人ひとりの小論文に対して細かく添削・指導することは難しいと言えます。
小論文対策では、「小論文の書き方のコツが分かっているか」「自分が書いたものをどれだけ添削してもらえるのか」が非常に重要です。
家庭教師では、一人ひとりのクセや、直すべきポイントについて細かく指導することができます。
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