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私立医学部「センター試験利用入試」の5つの基本知識

このページでは私立医学部を目指す受験生のために、センター試験利用入試の英語の特徴についてまとめています。 近年、私立医学部でもセンター試験利用入試を実施する大学が増えてきました。センター利用するにあたっては、大学ごとに「必ず受験する科目」「選択可能な科目」などが違います。利用方法が分からないという医学部志望生も多いかもしれません。 このページには、センター利用入試(英語)について参考になる情報が載っています。ぜひお読みください。

センター英語 試験情報

試験時間 筆記 80分
リスニング 30分
配点 筆記 200点
リスニング 50点

センター英語の平均点と受験者数の推移(私立医学部以外も含めた大学受験全体)

センター英語の平均点と受験者数の推移

センター試験の英語の受験者数は年々増加しており、平成21年には50万人を超えました。センター利用入試の導入大学増加に伴って、今後も受験者数は増えていくと思われます。 平均点は年によってバラつきがありますが、およそ120点前後です。 ただし、私立医学部でセンター試験利用入試を考えているのであれば、85~90%は取っておきたいです。 国公立大学医学部と併用で受けている人もいるので、かなりの高得点が必要になります。

センター試験利用入試で英語を利用できる大学

各大学の「センター試験利用入試」について、特徴や注意点が書かれています。

≪英語が選択教科の大学≫

私立医学部 センター試験利用入試を利用する際の注意点

ここでは、私立医学部受験において、センター試験利用入試を利用する際の注意点についてまとめました。

「センター英語」と入試問題が似ている私立医学部

大学によっては、センター英語と似ている入試問題を出すところもあります。 例えば、埼玉医科大の英語では、センターレベルの英文が出題されます。 また、東邦医学部や東京医科大、杏林医学部などは全て、センター試験と同じマークシート形式となっています。

「センター英語」と入試問題が大きく異なる私立医学部

反対に、センター英語とは入試問題が大きく違う大学もあります。 慶應医学部や慈恵医科大などの上位校とは、問題のレベルが大幅に違います。 また、順天医学部や昭和医学部など、多くの私立医学部では「和訳」や「英作文」といった記述問題も出題されます。センター英語とは難度も形式も全く異なるので、共通の対策は適しません。

志望校、併願パターンに合わせた勉強を

ですので、私立医学部を一般入試のみで受験するのか、センター利用入試も利用するのかによって、取るべき対策は大きく変わってきます。また、志望校(私立医学部)の入試がセンターと似ている問題・レベルならば、ある程度まとめて対策することができます。 しかし、志望校(私立医学部)の入試とセンターで、問題やレベルが明らかに違うのであれば、別々の対策が必要になります。 また、私立医学部の入試傾向は大学ごとに大きく異なるので、もし複数の医学部の受験を考えているのであれば、それぞれの大学ごとにも取るべき対策も増えます。それに加えてセンター試験の勉強も行い、それぞれが中途半端になってしまっては本末転倒です。 ですので、自分の志望校、受験パターンを決め、それぞれに向けた対策をしっかりと取ることが重要になります。 私立医学部の大学別対策ページはこちら>

センター試験 英語の特徴

「発音」「アクセント」問題が近年は定着

今までは毎年出題パターンが変化していましたが、近年は発音・アクセント問題が定着してきました。ですので、単語を覚えるときには意味だけでなく、発音・アクセントも一緒に勉強しましょう。 なんとなく読めている語ほど注意が必要です。

英文は難解なものは出ないが、読解量が多い

大問3以降は読解問題ですが、センター英語の場合、難しい英文は出ません。しかし、かなり多くの量を読まなくてはいけません。早く読み、問題を手際よく解答しなければいけません。 そのためには、先に問題文を読んでから英文を読むなどの工夫が必要です。また、読解の基礎として、語彙力が必要になってきます。

リスニングは難化傾向

リスニングは近年、難化傾向にあり、平均点は5割前後になっています。読み上げられた英文を細かいところまで正確に聞き、内容を把握する力が必要になります。 なるべく多くの英語を聞き、慣れるためにも、早めから対策しておくことが重要です。 発音・アクセントの勉強をすることは、リスニングの力にもつながるので、合わせて対策しましょう。

いかがでしたでしょうか。
もし、一般受験で私大医学部も受験されるという方は、次のページもご覧下さい。

私大医学部 大学別対策 大学別・入試傾向と対策ポイント 詳しく見る
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